お問い合わせ 0772-46-2320

建設とは?

非製造業に分類されている「建設業」

建設とは作り上げること、創造することを意味しますが、「建設工事」といった使い方は「普請」「作事」に変わって現代において使われるようになった言葉です。建設業はこの言葉が意味するように「ものづくり」により未来を作り上げていく重要な産業だと思います。

しかしながら、建設業は実際には全産業の中で非製造業に分類されています。家や工場などを作る建築工事にしても、道路や上下水道、橋、治山などを作る土木工事にしても、そこで使用される建材、コンクリート製品、各種材料、重機などは各製造業の作る「モノ」ですが、建設業や専業者はそれらの要素技術や材料を組合せて使用し、建物やインフラ構造物を作り上げていくのです。

すべてが現地一品 受注生産

そのような構造物が、ただ要素技術や材料の組み合わせだけでできてしまうのなら建設業に技術はいらないことになります。しかし、実際には、安全、安心、短工期、ローコスト、環境負荷、さらには美的要素まで含む厳しい制約条件と、より良い材料と工法を選択し、お客様ニーズに合わせたものを構築していくためには、各要素技術に精通した経験が必須となります。また、完成した建物やインフラは製造業が作る「モノ」のように流通もせず、また大量生産されて世界で販売されることもない、すべてが現地一品受注生産です。

この求められる技術が「もの」を作る「方法」であること、完成した製品が流通しないことが建設生産の特質です。

お客様が求める「オンリーワン」の「もの」づくりに応えるべく、
今まで培ってきた経験を適材適所に取り入れることで確かな一品生産を確立するとともに、
更に進化したものづくりを目指して挑戦し続けていきます。

生コンとは

《生コン》 まだ固まっていないコンクリート

生コンクリートのことを略して“生コン”と言い、まだ固まっていないコンクリートのことをいいます。生コンの材料には、セメント・水・細骨材・粗骨材・混和剤が使用され、わかりやすく言えばセメント・水・砂・石・それに少しでも水を減少することができる薬剤からなりたっています。

ちなみにセメントとは、水と反応して硬化する性質をもった粉体のことです。生コンは、色々な形状・寸法の構造物を造りだすという長所があります。

コンクリートの歴史

古くローマ時代にあったコンクリートは、橋やドームなどかなり大規模な構造物の出現を可能にした強くて耐久的な構造物であった。この時の結合材は、石灰と火山灰の混合物であった。さらに現在のセメントと類似の成分をもつ天然セメントが発見され、水硬性石灰などと共に長らく使用されていた。

セメントは1824年イギリスのタイル職人によって発明されたもので、石灰石と粘土を加えて焼成してできたクリンカーを粉砕したものである。

JIS認証取得工場としての品質の正確さを追求

当工場は、日本工業規格(JIS)認証工場としてJIS規格で定められた品質を維持するために徹底した品質管理をおこなっています。強度・スランプ・空気量など日常管理のほか、材料試験の実施など品質管理の正確さを保ちながら、お客様の要望を取り入れた安心で高品質の生コンの供給を追求し、品質管理には万全の体制を敷いております。

また、試験担当者の資格はもちろんのこと新しい技術の修得や社員教育の徹底など更なる品質向上をめざして取り組んでいます。

安定した高品質のコンクリートを提供するためJISマーク制度による認証を取得し、登録認証機関による認証維持審査を定期的に受審し、審査事項を全て満たしているため製品に対しJISマークを表示しております。また、全国統一品質管理監査及び査察に関しても監査事項を全て満たしているためマル適マークの使用承諾書の交付を受けています。

弊社工場の特徴

JIS規格やマル適の対応など工場体制は、どのプラント工場もあまり変わりませんが、多くのプラント工場は、0.25㎥単位で生コンクリートを製造しています。(0.25、0.5、0.75、…1.0、1.25㎥・・・)生コンリートの注文は、必要数量の上位単位の製造となります。そのため、残コンクリートや戻りコンクリートが発生する確率があがり、経済的にも環境的にも負担となる可能性があります。

弊社工場の特徴は、小型のプラントミキサ(JIS A 8603適合)にて生コンクリートを製造しています。最小単位は、0.2㎥からの生コンクリートの練混ぜが可能です。0.2㎥からは0.1㎥単位で生コンクリートの製造が可能なので、お客様のご要望の単位により近く納入することができます。(0.2、0.25、0.3、0.4、0.5㎥・・・) そのため、残コンクリートや戻りコンクリートを発生させる確率が減り、経済的にも環境的にもリスクを減らすことができます。

お客様のニーズに応えるべく、特徴を活かしながら、更に進化したものづくりを目指して挑戦し続けていきます。